TOYAのこだわり
TOYAのこだわり
ロートアイアンとは、主にヨーロッパで発展した「手工芸鍛鉄」のことを言います。ヨーロッパ各地の様々な歴史的建造物を見ると、重厚感のある門扉や、繊細かつ華やかな手摺りや窓枠などに目を奪われます。それらがロートアイアンであり、職人の手により一つ一つ手作業で作られた味わいのある装飾は、何百年もの間朽ちることなく存在感を放っているのです。
ロートアイアンは、炉で熱した鉄材をハンマーなどで叩いたり伸ばしたり曲げたりすることにより作られます。材料である鉄材は冷めてしまうと加工が出来なくなってしまうため、冷めれば再び炉で熱し加工するという工程を、希望の形に仕上がるまで何度も繰り返します。この作業工程を「鍛造」といい、工程を経て出来上がったものを「鍛鉄(=ロートアイアン)」といいます。溶かした鉄材を型に流し込んで作られる「鋳鉄」とは違い、曲線やねじりなどを自由に成形できるため、ロートアイアンならではの繊細さや手作りの温かみを作り出すことができるのです。TOYAでは「鋳鉄」は一切使用せず、100%のロートアイアンを作成しています。大型のエクステリアには、つなぎ目の目立たないような高い技術の溶接で複数のロートアイアンをつなぎ合わせ、最終的な形へと仕上げていきます。
ロートアイアンは門扉やフェンスのような大きなエクステリアとしてだけではなく、様々なシーンに応用できるのです。例えば家具などのインテリアに利用してお洒落なお部屋を演出したり、表札などに取り入れて玄関を華やかしたりすることもできます。ロートアイアンを一部に取り入れるだけで、人々の目を引く素敵な空間を作ることができ、建物自体の価値も上がるのです。
→インテリアとしても魅力的なロートアイアン
→ロートアイアンが使える場所
→ロートアイアンの実用性
日本ではロートアイアンとは素材の異なるロートアルミというものも多く流通しています。ロートアイアンの製法を応用し、鉄ではなくアルミを熱して加工したもののことを言います。日本では戦時中に鉄が不足した時期が長かったこともあり、ロートアイアンの代わりとなるロートアルミが多く使われてきたのです。アルミは鉄に比べて錆びにくく軽量であるという利点がある一方で、鉄よりも加工性の悪い面もありロートアイアンのような細かい細工が難しいとされています。取付け場所や使用目的に合わせて使い分けるのが良いでしょう。
→ロートアイアンとロートアルミの違い
TOYAでは中国に専属の工場を持っており、その工場ですべての商品を作成しています。一つ一つ手作業で作られるロートアイアンに同じ作品は一つもなく、すべてがオンリーワンなのです。もちろん工場で働く職人たちは、全員ロートアイアンの本場であるヨーロッパで修業を重ね、技術を磨いてきたので一流の腕前です。
お客様と実際にお打ち合わせをするスタッフたちは、ロートアイアンのデザインに強いこだわりをもっています。視察のために本場ヨーロッパへと足を運び、街並みや教会に使われている本物のロートアイアンを自身の目で見て学んでいます。それにより、「ロートアイアンの存在感を強調するデザイン」「建物を際立たせるようなさりげないデザイン」など、ロートアイアンと建物全体の調和を図れるようなデザインを提案できるのです。
実際ロートアイアンってどんなものなんだろう?と思ってくださった方。ぜひTOYAが今までに手掛けてきたロートアイアンの実例を見てみてください。ロートアイアンの良さや実用性、また、TOYAのロートアイアンのデザイン性の高さも感じていただけることと思います。一人でも多くの方にロートアイアンのことを知っていただけると嬉しいです。もっと話を聞いてみたい!という方は是非お気軽にお問い合わせください。
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